真皮が果たしている役割は・・・

強力なネット構造で肌の弾力を維持!

 真皮にはコラーゲンという丈夫な線維がはりめぐらされ、

そのところどころをエラスチン線維が支えています。このコラーゲンと

エラスチンの構造が肌を支えているため、肌は外力に耐えられるです。

 さらにそのまわりを埋め尽くしているのがヒアルロン酸などのムコ多糖類と

呼ばれるゼリー状の物質です。ムコ多糖類は水分を抱える性質があるため、

真皮には約65%の水分が保たれています。赤ちゃんの肌にはムコ多糖類が多く

真皮の水分が80%にもなるため、赤ちゃんの肌はやわらかく透明感があるのです。

 しかし加齢や紫外線の影響でコラーゲンやエラスチンが変性し、硬くもろくなります。

40代に入るとコラーゲン・エラスチン・ムコ多糖類ともに新たに作られる量が激減します。

女性ホルモンや成長ホルモンが減ることが、コラーゲン減少の一因といわれています。